「大佐、ご苦労だったな。まさかそっちにいったのが本隊だったとは。」
「まったくですよ、元帥。おかげで結構苦労しましたから」
ははと乾いた笑いをしながらアキラが言った。
「結果的には模擬戦みたいな感じになれましたけどね」

「確かにワシも想像していた以上の戦果だったな。まだ『エンタープライザー』だけであるしな。」
「まったくです。この部隊が敵じゃなくて本当によかったですよ。」
「失礼ですが元帥、残り3隻の合流はいつなのですか?」
「うむ。それなんだが、明日だ。」
「明日・・・何も今日攻めて来なくてもよかったのに」
「はは、それもそうだな。まあ、仕方ないだろ?」
アキラはエイジの肩をぽんとたたきながら言う。
「明日10時より3隻を含めた『守護天使隊』任命式を行うので、集合してくれたまえ」
「了解しました。では、失礼いたします」
スターローズの言葉にアキラは答えると敬礼をしてエイジと共に部屋を出た。

「しかし、あんなにすごいと思っていたのか?」
「ん?なにが?」
通路を歩きながらエイジがアキラに話しかけてくる。
「『エンタープライザー』の性能だよ。あれだけの数の相手に無傷のワンサイドだからな。」
「ああ、それか。確かに想像以上だったな。ミナたちも含めて。」
アキラは頭の後ろで手を組みながら言った。
「あ、アキラとエイジくんだにゃあ。」
後方からミナがとたとたと走ってくる。
「おいおい。こういうとことかまわりに人がいるときにその呼び方するなって」
「あ、そうだったにゃ。」
ミナが笑いながらこつんと自分の頭を叩く。
アキラはそんなみなの様子を笑いながら見ていたが、
「って、なんでミナが司令本部にいるんだ?」
アキラが首をかしげながらミナに聞く。
「にゃ?お父さんに会ってきたにゃ。」
ミナが奥のほうを指差しながら言ってくる。

「あ、なるほど。とりあえず俺たちは『エンタープライザー』に戻るけどミナは?」
「ん、あたしも戻るにゃ。」
「そっか。じゃ、行くぞ?」
アキラが笑いかけながら言って歩き出す。それにミナとエイジが並んで歩き出した

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