昼休みになると恭輔たちは活動場所である軽音楽室へ集合した。
「さて、さっきの続きだが・・・」
「とりあえず俺は今の所はまだいいと思うが・・?」
「まあ・・・な。文化祭のバンドフェスまではまだあるし・・。」
恭輔が言いながら誠司のほうを向くと誠司もうなずいて肯定的な態度をした。
「それじゃあ、とりあえずボーカルはなしで。でも詩だけはとりあえずつけとこうぜ」
「そうだな。いざとなってもあればできるし」
恭輔と誠司で話していると
「今回も詩は恭輔が書けよ?」
と和成がいってきた。
「べつにかまわないけど・・・いつものような感じでいいのか?」
「ああ。かまわないよ。ただし1週間以内な」
「ずいぶん急じゃないのか?和成」
恭輔は天井を見上げて一つ息をすると
「よし。じゃあ1週間以内な」
と言った。

恭輔は学校が終わって家に戻ると、いつもの通り、レポート用紙を出して机に向かった。
「さて、今回はどんなのにするかな・・・?」
恭輔はしばらく机の向かっていたが、全然思いつかないので
とりあえず誠司から預かった譜面をひいてみることにした。
曲を弾きながら、ふと恭輔は昔の事を思い出していた。
ふと恭輔はキーボードを引く手を止めると、本棚から一冊の日記帳を取り出して、パラパラとめくり始めた
しばらくして恭輔は日記帳を閉じると、再び机に向かった
『あの時感じた想い・・これならあわせられるはず!』
詩をはさんで・・・・・「よし!これで・・・・完成だ!」
恭輔は詩を書き終わると、そのまま布団に倒れこんで。深い眠りについた・・・・
「あー!またねすごしたー!」
翌日、恭輔は机の上の詩を持つと、ダッシュで家を出た
「よお」
恭輔が教室に入ると、誠司が声をかけてきた
恭輔が手で挨拶をして席に座ると
「どうせ、おまえのことだからもうできてんだろ?」
と和成が聞いてきた
恭輔はふう、と息を一つすると、かばんにしまっていた詩の書いてあるレポート用紙を取り出した
「はいよ・・・・これだけどな」
「いや。今はいいよ。あとでゆっくりと見せてもらうわ」
和成はそう言うなり、自分の席へと戻っていった
「どうしたんだ?あいつ」
恭輔が誠司に聞くと、
「ああ・・・・・じつはボーカルの話しでいろいろあってな」
「いろいろ?まぁ・・・特に聞きはしないが、あんまり怒らせんなよ?」
「いやな・・・今日の朝、おまえが来るまえにボーカルやりたいってやつが来てな・・・。それでなんだ」
「ほー。で?どうしたんだ?」
「とりあえずおまえがこないとどうしようもないからな。放課後の活動のときにまた来てもらうことにしたんだよ」
「ふむ。そういうことか・・・・」
そのとき担任の先生が入ってきて誠司は
「じゃ、あとでな」
というと自分の席へと戻っていった


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