「くすっ。そんなに怒らなくたっていいのに♪」
とほなみが言うと
「べ、別に怒ったわけじゃないんだぞ?ただ、お前がな・・」
と恭輔が言い訳をするような風に言った。
「まあ、お二人さんの会話はそこまでにしとこうや。もー熱くて」
と誠司が言うと、恭輔とほなみの顔がきゅうに真っ赤になった。
「もう!!誠司君たら・・・そんな風に言わないでよお」
と真っ赤になりながらほなみが言うと
「そうだよ。別にほなみは恋人って訳じゃないんだから・・・」
と恭輔も必死になりながら答えた
ほなみは恭輔が必死になりながらいうのを笑いながら聞いていたが、
みんなに気がつかれないように振り向くと一瞬だけ寂しそうな顔を見せた。
「・・で。新歓の話だけどな・・・」
と恭輔が再び話題を切り出した。
「どうする?もう一曲くらい新曲作ってみるか?」
と誠司が言った。
恭輔たちは誠司の言葉に一瞬考え込んでいたが
「でも作れるか?そんなにすぐ・・・」と和成が言った。

「まあ・・・無理すれば作れないこともないだろ・・・。でも問題は誰が担当をするかじゃないか?」と恭輔が言うと「そうだな・・・。作曲は恭輔か俺しかできないだろうし、作詞は・・・・」
と恭輔が言うと
「あ。じゃあこういうのどう?曲はともかくとして、詩をあさってまでにみんなに書いてきてもらうの☆」
と黙って話を聞いていたほなみがいきなり提案をした。
恭輔たちは一瞬顔を見合わせたが
「んー。まあいいんじゃないか?残り5日あれば俺はどうにでもなるし」
と恭輔が言うと誠司と和成も同時にうなずいた。
「よし。それじゃああさっての放課後、活動時間までにみんな詩を最低ひとつ書き上げてくること。それでいいか?」
と恭輔が言うと全員がうなずいた。
「でも確かにこの案いいかもなあ。ほなみちゃんがどういう詩を書いてくるのかも気になるし」
と誠司が言うと
「そんなにたいしたものはかけないと思うよ、でもやってみるね☆」
とほなみが言った。
と同時にチャイムが鳴り下校時刻になった。
「お。きょうは終わりだな」というと恭輔たちは後片付けをはじめた。


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