「よし。じゃあ帰るか」
後片付けが終わって恭輔たちは校舎を出た。
「そういえばほなみちゃんの家ってどっちなの?うちらはみんなこっちだけど」
校門を出たところで自転車をゆっくりと恭輔たちが歩くスピードに合わせながら和成がほなみに聞いた。
「え?私?私もこっちだよ」
「なんだ。じゃあみんな似たような方向なのか」
と誠司が少しうれしそうに言った。
それから少しさまざまな話をしながら歩いてると
「恭輔はこっちなんだよな、俺と誠司とは反対だもんな。ほなみちゃんは?」
とT字路のとこで和成が問いかけた。
「私はこっちだよ。恭輔と同じほう」
「そか。じゃあここで・・だな。また明日な」
というと誠司と和成はT字路を右に曲がった。
「うん。また明日ね☆」
とほなみが手をふると同時に
「おう。じゃあな」と恭輔も二人に言った

誠司たちと別れて恭輔がほなみと歩いてると
「ねえ」とほなみが声をかけてきた。
「ん?どうした?」
「私が引っ越してから・・もう6年もたつんだね。でもこの町はあんまり変わってないね☆」
とほなみが周りをきょろきょろと見ながら少し感慨にふけるような感じで言った。
「ああ・・・そういえばそんなになるのか・・・。あん時はびっくりしたからなあ・・・」
と恭輔が言うと
「うん・・そうだね。あの時は私も引っ越すことになるなんて思ってなかったし・・」
とほなみもさみしそうにうなずいた。 とっぷへ

次へ

女の子お絵かき掲示板ナスカiPhone修理