「そういえば・・。ほなみの家ってどこなんだ?」
高台から階段を下りながら恭輔が聞くと、ほなみはくすっと笑った。
「やっぱり気がつかないかあ・・・ひょっとしたら気がつくかなって思ってたんだけどなぁ」
とほなみが言い出したので
「は?いったいどこだよ?」
と恭輔はちょっとムキになっていった。ほなみは笑いながら一軒の家の前で止まった。
「ん?ここは俺の家じゃないかよ。いったいどこだ?」
と恭輔が聞くとほなみはくるっと振り返って指を指した。
「はい・・・?」
恭輔は言ったがすぐにその家の表札を見て「な!?」と驚いていった。
「そうだよ☆ここが私の家♪昔みたいに隣同士ってわけなの」
とほなみはくすくす笑いながら言った。

「そうか・・・そうなのかあ」と恭輔も笑いながら言った。
「なんかあんまりうれしそうじゃないぞお?せっかく幼馴染みが帰ってきたのにぃ☆」
「そ、そんなことないぞ?うれしいって」「ほんとにぃ?」
などというやり取りをしているとほなみの家から人が出てきた。
「あら。ほなみ帰ってきたの?隣にいるのは・・・ひょっとして恭輔君?」
「あ。お母さんただいま☆うん。恭輔だよ」
とほなみとほなみのお母さんが会話をしてる隣で恭輔はぺこりとお辞儀をした。
「久しぶりねえ。もう8年も経つから大きくなっちゃって」
ほなみのお母さんが言うと
「そうだよね・・・。もう8年も経っちゃったんだね。引っ越してから・・」
とほなみがちょっとさみしそうに言った。
「さて。お母さんは買い物に行ってくるわね。かぎは持ってるでしょ?」
「うん。行ってらっしゃい♪」
ほなみのお母さんが買い物に行くと
「そういえば恭輔ぇ」とほなみが恭輔の背中を指でつつきながら聞いてきた。
「ん?なんだい?」
「いつもは恭輔も詩を書いてるの?」
「ああ。詩も書くし、曲もたまに作るし。ほなみはああいうこと言ったけど詩なんか作れるのか?」
と恭輔が首をかしげながら言うと
「実はちょっと不安だったりして。てへ☆」とほなみが言った。
恭輔はやれやれという顔をしながら
「なら今から俺の部屋くるか?前に書いた奴でも見せてやるよ」といった。
「え?恭輔の部屋?うん。行く〜☆」
ほなみは恭輔の言葉に楽しそうに言った。 とっぷへ

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