「でもほなみの詩だって似たようなもんじゃないか?」
恭輔が少し考え込みながら聞くがほなみは天井を見上げたまま何かを考えてるようだった。
「・・ほなみ?」「え?ああ、なになに?」
ほなみがはっとして恭輔に聞き返してきた。
「ま。何を考えていたかは聞かないことにするけど・・・。ほなみの詩だってけっこうストレートじゃん?気持ちがさ。ほなみ自身の気持ちかどうかはわからないけどね」
「え?そう・・・?そんなにわかるようにはしたつもりはなかったんだけど・・・♪」
とほなみが言うと恭輔は再びルーズリーフを手にとって、
「もっかい自分で読んでみなよ。そしたらわかるかも」と言った。
ほなみは首を少しかしげながら恭輔からルーズリーフを受け取ると再び読み始めた。
と、しばらくしてほなみの顔が赤くなった。
「わかったでしょ?」
と恭輔が聞くとほなみはルーズリーフを置くと両手で顔を隠しながらうなずいた。
(昔からこういうとこってかわいいんだよな・・・)
と恭輔がおもってると
「あたし、こんな恥ずかしいこと書いてたんだね」
とほなみが顔を隠したままで言った。
「でもいいんじゃないかな?そのほうがほなみらしいし」
と恭輔が言うと
「・・・そう?」と隠してた顔から目だけ出してほなみが聞いてきた。
「うん、おれはそうおもうな」と恭輔が言うと
「でもちょっと恥ずかしいからもうちょっと考えてみる・・・」とほなみが言った。

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