恭輔が下に降りるとすでにほなみは座って恭輔を待っているようだった。
「はい、これ」と恭輔のお母さんが恭輔にごはんが入った茶碗を渡してきた。
『いっただきまーす』
とみんなが言って恭輔たちが食べ始めると同時に
「そういえばほなみちゃんって・・・どれくらい向こうにいたの?」
「えっと・・さっき恭輔君とも話してたんですけど・・8年ぐらいですね」
とほなみがいうと、
「もうそんなにたつんだ・・」
とひろこが少し考えたような感じで言った。
恭輔は何も言わず黙々と食べていたが、
「そういえば、私・・恭輔君のバンドに入れてもらったんですよ☆」
とほなみが言い出すと同時にすこしむせたのか、げほげほとせきをした。
「どうしたのぉ?さっきからむせてばっかり」
とひろこがそんな恭輔の様子をおもしろそうにみながら言った
「べ、別になんでもないってば」と恭輔が弁解すると
「ほなみちゃんは何のパートで入ったの?」とほなみのほうを向いて質問をした。
「えっと・・ボーカルなんです。いちおう」と少し恥ずかしそうに言うと
「そうなんだ、よかったじゃない、ボーカルほしかったんでしょ?」
とひろこが恭輔の背中をばんとたたきながら言った。
「ま、まあ、確かにそうだな・・。ボーカルをどうしようかって迷っていたところだったし」
と恭輔が言うとBr> 「そっかぁ。それじゃあ今度見に行くわね。演奏があるとき」
とひろこがほなみに笑いかけながら言った。
「わぁ☆緊張しちゃってうまく歌えるかなぁ・・・」
とほなみもくすくすと笑いながらひろこに話し掛けた。
と、「はい、ごちそうさま」と恭輔が立ち上がって食器を流しに下げた。
「それじゃあ、おれは上にいるから」
とほなみに言うと恭輔は階段を再び上っていった。

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