次の日、恭輔が家を出ると、家の前でほなみが立っていた。
「あれ?どうしたの?」と恭輔が聞くと
「おはよう☆ねえねえ。一緒に学校いこうよ♪」
とほなみが元気いっぱいに言った。
「あ、ああ。遅刻しちゃうしな・・・」
と少し戸惑い気味に恭輔が言うと
「うんっ☆じゃあ少し急いでいこうっ♪」と、やや早足気味にほなみが歩き始めた。
「ねえねえ。一応昼休みに集まるんでしょ?」
と歩きながらほなみが聞いてきた。
「ああ。ひょっとしたら、もうみんな書いてきてるかもな。おれたちみたいに」
と笑いながら恭輔がこたえると
「案外そうかもね♪」とほなみが答えた。
そうこうしているうちに今日も学校が見えてきて、また1日がはじまろうとしていた。

昼休みになって、恭輔たちは再び軽音楽室に集まった。
「どうだい?もうかいてきたとかいう状態じゃないよね?」
と恭輔が言うと同時に、みんなが恭輔から目をそらした。
「・・・・ふう。やっぱりみんな書いてきてたか・・・考えていたとおりだな」
と恭輔が言うと「なんだ・・・お前らもかよ」と誠司が言ってみんなでひとしきり笑った。
「さて。じゃあみんなの書いてきたのを見てみて、それでどれにするか決めるとしようよ」
と恭輔が言って、みんなは書いてきた紙を出し、回し読みをし始めた。

「・・さて。そろそろ読み終わったみたいだな?みんなはどの詩が一番いいと思った?多数決をとるけど・・いいかな?」
と恭輔が言うとみんながうなずいたので
「じゃあ多数決をとるね」と恭輔が言った
「・・・すごいね。まさか一瞬にして決まるとは・・・・」
と恭輔がすこししみじみとしながら言った。
多数決の結果はほなみをのぞく3人がほなみの詩を選んだため、一瞬にして決まったのである。
「それじゃ・・・ちょっとほなみ、その詩を読んでくれるかい?」
と恭輔がほなみのほうを向いて言った。
ほなみはもちろんすこし恥ずかしそうにしていたが、
「しょうがないなぁ・・・」と言って紙を見ながら詩を読み始めた。

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