「さて、と。今回はいつも以上に弾けようや」
「はは、そうだな。和成、お前のほうはどうだ?」
誠司がギターをすぐに演奏できるように構えながら聞いた。
「いつも通りだよ。すぐにでも行けるな」
「よし、じゃあ始めるかい?なぁ、リーダー」
「そうだな・・・。じゃ、始めるか。和成、カウント頼むぜ」
恭輔の言葉に和成がカウントを始め、3人が同時に演奏を開始する。それと同時に幕が開き始め観客から歓声が飛び始める・・・

ちょうどその頃−
「ふふっ・・・前奏が始まったみたいね」
ほなみは体育館を出たすぐの所、入り口の前で待っていた。
「あたしも頑張らないとね。恭輔たちとのmemoriesもたくさん作りたいものね」
そう言うとちょうど歌が始まるところに差し掛かったのでマイクをONにして歌い始めると体育館の中に入った−

その頃桜はと言うと−
「桜さん、いよいよですねぇ。緊張してます?」
「そうねぇ・・・。でも、緊張より楽しみって気持ちのほうが大きいわ」
桜がにっこりと笑いながら隣にいる放送委員に言った。
「確かに楽しみって感じはしますね。だってそんな顔してますもん」
「あははは。っと、演奏が始まったみたいね。じゃ、行ってくるわ」
桜はそう言うと放送室をあとにして、階段を降り始めた。

5人の伝説がこれから幕を開ける−

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