「練習は落ち着いてからでいいから」
食事が終わって2階にまた上がってきた恭輔がほなみに笑いかける。
「えへへ、わかったよっ。たくさん食べちゃったしねぇ」
ほなみが恥ずかしそうに舌を出しながら恭輔に言う。
「やれやれ・・・」
「そういう恭輔だってたくさん食べてたじゃない」
「・・俺はいいの。いつものことだし」
恭輔が肩をすくめながら言う。ほなみがそんな恭輔を見ながら微笑む
それから20分くらいぼーっと座って二人は落ち着いていた。

「さぁて・・・そろそろはじめよっか?」
恭輔がベッドから立ち上がってほなみに問いかける
「うん、そうだねっ。そろそろはじめよっ」
ほなみは右手を上げてにっこりと微笑みながら言った。

「そう言えば恭輔、あのさ・・・」
練習が一段落ついていすに座ったほなみが恭輔に問いかける。
「うん?どうしたんだ?」
「前に聞いたかどうか忘れちゃったんだけど、あたしが引っ越してからも、恭輔が演奏をやめなかった理由って・・・なに?」
「ん〜。特にやめる理由もなかったから、かなあ」
「え〜?そうなの?なんだかもっと大きな理由があるんだと思ったよぉ」
「なにを期待していたんだか・・・。そんな理由なんてないよ」
恭輔がやれやれといった感じの顔をしながらほなみに答える。
「む〜・・・。」
「そういうほなみだってなんで相変わらず歌ってたんだ?」
「え?あたしは・・・歌うのが好きだったからだよっ」
「なんだ・・・。ほなみの方もたいした理由じゃないのか」
「あははっ。残念でしたっ」
にっこりと微笑みながらほなみが言う。
恭輔はそんなほなみの様子を見ながらベッドのうえに横になった。


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