「こんにちわ〜」
恭輔がドアを開けながら中に入っていく。
「あら、来たわね。あれ?こっちの女の子は?それに・・なんで桜ちゃんまで?」
「ああ、先輩が抜けて、今年から入った新メンバーです。ボーカルでね。」
「日野ほなみです。よろしくお願いします・・」
ほなみがが緊張をしているのか、おずおずと言う。
「沙良先輩、お久しぶりです。わたしも新メンバーなんですよ。」
桜は微笑みながら中にいた女性−早乙女沙良に言った。
「ふぅん、そうなんだ。少しは心配だったけど、大丈夫みたいね。ほら、中入って」
沙良は5人に笑いかけて中に通した。
「そうねえ・・・じゃ、まずは一曲演ってもらおうかしら?」
「わかりました。まあ、聞いてもらえば一番わかってもらえるしね」
恭輔は誠司たちに目配せをすると持ってきたキーボードを出して準備を始めた。
「どの曲を歌えばいいの?わたしたち」
準備をしてる3人をみながらほなみが問いかける
「そうだな・・・。なあ、どうする?」
「あれでいいんじゃないか?新歓もあれで締めたし」
「うーん。そうだな。ほなみたちもあれでいいか?」
恭輔はうなずくとほなみと桜のほうを見て聞いた。
「あれって・・・わたしが作詩・・・したやつ?」
「ああ、あれね。わかったわぁ」
桜がにっこりと笑いながらうなずいてくる
「ほなみもあれで大丈夫だな?」
「・・・うん、大丈夫だよ。ちょっと恥ずかしいけどね。」
舌をペろっと出しながらほなみが微笑んでくる。
「よし、決まりだな。みんな、準備はいいか?」
「ん、大丈夫そうだな。じゃあ、いくぞ?」
和成がスティックで3カウントを数えて曲が動き出す・・・

「ふぅん・・。」
「どうでした?」
演奏が終わると同時につぶやいた沙良に恭輔が問いかける。
「そうね。恭輔たちはあと5日はいるんだよね?」
「あ、はい。そうですが・・・」
「そう。じゃあ、ほなみちゃんと桜ちゃんはあたしが預かって、別メニューやらせるけど、いい?」
「沙良先輩が?まあ、俺たちは構いませんが」
「ほなみちゃんと桜ちゃんはどう?あたしについていく気ある?」
「お願いしますっ。きっと今よりよくなれると思うから・・」
「あたしは依存ありません。だって沙良先輩教えるのも上手だし」
二人の答えを聞いて沙良は大きくうなずくと、
「じゃあ、決まりね。二人はあたしが責任もって預かるから、恭輔たちはもっとレベルアップを。いい?」
とびしっと恭輔の目を見ながらいった。
「わかりました。じゃあ、ほなみと桜をよろしくお願いします」
恭輔はそういうと深々とお辞儀をした。


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